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「ユニダバ」は何語?
渡米して間もないころ、必要なものを買いに、初めてスーパーに歩いて行きました。
必要なものをカートに入れ、レジに並んでいました。
その時、奇妙な音が耳に入ってきました。
「ユニダバ」
レジのおばさんが、私の前の客に言っていました。
自分には関係のないこと、と思っていました。
しかし、自分の番になった時にも「ユニダバ」と言われました。
意味が分からず、ただ黙って突っ立っていましたが、特に何事もなく、支払いをし、店をあとにしました。
しかし、一体「ユニダバ」とは何なのか?英語なのか?

その発音から英語とは到底思えず、日本語を話しているように聞こえました。
あいうえおの “ゆにだば” です。アクセントやイントネーションもまるで日本語ようでした。
当時の私は、アメリカはスペイン語も広く使われている国だと聞いていたので、スペイン語で話しかけられたのかとも思いました。
数日後、スーパーに行き、また同じように「ユニダバ」と言われました。
相手が私の返答を待っているので、他の人と同じように、
「Yes, please.」
と、とっさに返答しました。
何に対して、返答したのか分からないのって、とても怖いです。
しかし、何事もなかったようにレジは流れていきました。
「ユニダバ」は英語だった . . .
またある日、スーパーに行った時です。突然その言葉の意味が分かりました。
レジで並んでいる時、隣でレジを打っていた黒人女性が言葉を口にしました。
「You need a bag?」
私は一瞬で、それがユニダバだと分かりました。

その黒人女性の話し方は、丁寧にゆっくり話す感じでしたので、「ユー・ニーダァ・バッグ?」と聞こえたのです。
それまで聞いていたのは、年配の白人女性でしたが、その黒人女性と比べて発音が全く違いました。
しかし、「ユニダバ」とは、なんなのか?
知っている単語しか使われていない、ごく簡単な一文です。しかも、その音自体は最初から私の耳に届いていました(私には「ユニダバ」と聞こえていたのです)。
それなのに、なぜそれを “You need a bag?” だと気づけなかったのか。

聞こえているのに、なぜ単語として気づけないのか
これは、後で調べると、いわゆる音の連結(リエゾン)や、機能語(“you” や “a” のような文の骨格を作る単語)が弱く・短く発音される現象が重なった結果だということが分かりました。
厳密には地域や人によって発音は異なりますが、私には当時「ユニダバ」と聞こえました。
学校で習う英語は、単語ひとつひとつをはっきり発音する前提のものが多く、この「くだけた会話で機能語が弱くなる」という感覚を、私はまったく知りませんでした。

当時「自分には英語を聞き取る耳がないのだ」と思っていました。しかし、後になって振り返ると、足りなかったのは耳ではなく、「英語は実際にはこう聞こえる」という知識でした。
つまり、自分が経験したのは「音が聞こえていない」のではなく、耳に届いた音を、知っている英単語として結びつけられないという現象でした。耳の性能の問題ではなく、知識の問題だったわけです。
厳密な音声学的分析ではなく、あくまで当時の自分がそう感じた、そう聞こえたという体験談ですが、似たような経験をした方は少なくないのではないかと思います。

知らなかったのは単語ではなく「音の変化のルール」だった
このとき気づいたのは、英語が分からなくなる原因が、必ずしも語彙力や文法力の不足ではないということです。
“You need a bag?” は、単語も文法も、中学英語のレベルです。それでも “You need a bag?” だと気づけなかったのは、ネイティブが実際に話すときの音の変化のパターンを知らなかったからでした。
裏を返せば、この手の音の変化には一定のパターンがあり、そのパターンさえ知っていれば、同じ場面でもっと早く「あ、袋のことを聞かれているんだな」と気づけたはずです。

現地にいなくても、同じ気づきを得る方法はあるのか
私自身は、この気づきを現地での試行錯誤の中で、時間をかけて得ました。
日本にいながら同じような「音の変化」に気づく方法があるのかどうか、正直なところ自分ではこれらのサービスを試したことがないので、効果を断言することはできません。
ただ調べてみると、まさに「リスニング・発音に特化したコーチング」を掲げているサービスとして、mimitore(産経オンライン英会話Plus)があります。
「ユニダバ」のように、聞こえてはいるのに単語として認識できない現象は、独学で気づくまでに私は時間がかかりましたが、第三者に音の変化のパターンを指摘してもらえるなら、もっと早く気づけていたかもしれません。
もし「ユニダバ」のような経験に心当たりがあるなら、それは耳が悪いわけでも、語彙や文法の問題でもなく、音の変化のルールを知らないだけかもしれません。

状況別の選択肢
どこから手をつけるか迷う場合は、悩みのタイプ別に次のような選択肢があります(いずれも私自身が使ったわけではなく、比較検討した内容です)。
※私自身が利用したサービスではなく、各サービスの特徴を比較検討した内容をもとに紹介しています。
あの頃の私は、「英語を聞き取る耳がない」と思い込んでいました。
でも実際には、足りなかったのは耳ではなく、「英語は実際にはこう聞こえる」という知識でした。
もし今、「英語が速すぎて何を言っているのか分からない」と感じているなら、自分の耳を疑う前に、まずは音の変化を知ることから始めてみると、世界が少し違って聞こえてくるかもしれません。
それぞれの違いをもっと詳しく知りたい方は、比較記事もあわせてご覧ください。

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このブログでは、私が実際に経験した出来事を「人生エピソード」として紹介しています。



